松本眞弓,プライベート作品

最初の作品は「LIFE」というテーマで自由

に作るポスターコンペに出品したものです。

テーマからふと浮かんだイメージが、荒野に

転がっている種。たとえ足場が悪い大地に立っていようが、じぶんという種を咲かせる楽しみを味わえるのは自分しかいない。

何かに挑戦するまで、どんな花が咲くかわからないけれど「その過程も含めて楽しもう」

そんな思いでつくった作品です。

Life

えほん

絵本のイラストに初挑戦。なんちゃってイラストはちょこちょこ描いてはいたものの、時間をかけて物語を描くのは初めてのこと。

どんなタッチにするか試行錯誤の末、予期せぬ発見があるのも楽しいです。まだまだ発展途上ですが、私的な楽しみをつないでいきたいと思ってます。ナマケモノが「半径3mの安住の世界」から一歩踏み出してみる物語です。

窓,ネコ,青い鳥

大きな静物と小さな動物

このカードは「大きな静物と小さな動物」というシリーズです。実は二人で制作していて、「野菜+くだもの」のパートは姉が描いてます。姉の趣味はパステル画で、リアリズムとは対極に位置してますが、どこか憎めない愛嬌のある野菜たち。そのパステル画に小さい動物と背景をプラスしてシリーズが誕生しました。デコボコな雰囲気を楽しんでいただけたら嬉しいです。

東急ハンズネットストアにて発売中です。

 

ねむれるサブ案

ものに寄りますが、通常は初回にデザイン案を2〜3パターン提出します。その後方向性を絞り、削ぎ落としたり、さらに枝葉を広げたりと改良を重ねて一つの完成形にたどり着きます。その影で、段階を経てバッサバッサと落とされてゆくサブ案たち。同じエネルギーを注いでいるので、仕事が終わってもゴミ箱に直送することはできず、ひとまずボツフォルダーへ。長らく眠っていたサブ案をこの場を借りてちょっとお披露目。

 

japanese style

中学生の時にはじめて見た歌舞伎の衣装に衝撃を受けました。構図や配色の大胆さ、余白の持つ緊張感、狂気に近い緻密さ。 着物という限られた世界に込められたデザイン性に圧倒されました。

 世界のあらゆる表現に触れて感化され影響も受けますが、最後はやはり凛とした和の世界に帰ってくる、という感覚があります。

Copyright 1996 Matsumoto & Hoshino