韓国ドラマ「チャングムの誓い」

私は、そのテンテコ舞いなストーリーよりも、正直、漢方に通じる数々の
食材や料理法、医食同源の精神にヨロめいてしまった。
宮廷の女官となったチャングムは、料理人として突出した才能を発揮する。
そのチャングムの配属されているスラッカンという場所は、主に王様の
ための食事を作る言わばお台所なんだけど、そこでは、丁寧に手間を掛け
隅々まで神経の行き届いた、人の体に優しい、味も薬効もハナマルな
お料理の数々が毎日のように生み出されている。(簡単なのもあるヨ)
基本、王様の健康第一に考えられているお料理なので、優秀な女官たちの
食材や調理法に関する知識はハンパではありませぬ。
例えば、三つ葉を使うと塩分を控えめにしても食事がおいしく感じるとか、
熟した柿は二日酔いに効くとか、芹には毒消し・食欲促進効果があるとか、
すっぱさと苦味は甘味を加えると中和されるとか、体に必要な水も夜中や
明け方に飲むと毒になるとか…。
現代の民間療法に詳しい人や薬剤師やお医者さんたちの間では知られて
いることもあるだろうけれど、知らなかった人には、このドラマは今すぐ
役立つ目からウロコな健康情報が満載なのだ。(ミノモンタってる?)
 チャングムが、催(チェ)一族によってはめられた罠の元となった
『硫黄のアヒル事件』でも、ある条件を満たしたアヒルはとんでもない
滋養強壮材になることが判明。それをチャングムのおじさんが食べ
始めたら、おばさんとの間にずっとあきらめていたベビーが授かちゃった!
実際手に入るかどうかは別として、知りたい方、必見です♡
 他にも、桑の木の灰はそばかすとイボをきれいにするとか、お釜の
湯気やお米のとぎ汁、ヨモギの煙も肌に良いなど、日本でもお馴染みの
美容に関する情報なんかも出てくる。
チャングムは、女官を経て医女になるべく修練を積む事になるわけだけど、
人の体を健康に保つため、また病気を治癒するために、漢方薬はもとより、
食べ物・飲み物・精神的ストレスの軽減(喜びは心臓に、怒りは肝臓に、
悲しみは肺にくるんだそうな)・生活習慣などなど、あらゆる角度から
熟考し総合的に問題を解決してゆくことを学び身につけてゆく。
 更に、医者の本質の何たるかを知るために、そして、星座から季節の移り
変わりを読み取ることで寒暖を知り医術に活かすために、頭に叩き込んだ
その膨大な知識は、鍼灸や孔子の教え、果ては天文学にまで及ぶのである。
まるで、料理人、気象予報士、針灸師、整体師、外科・内科・心療内科など
の医者を、混ぜこぜにして練って叩いて伸ばして切って茹でてウマウマの
タレを付けて食べる極上のラーメンみたいな素晴らしい味と技を 会得した
ような—。よくわからん例えかもしんないけど、そんなふうにして努力は
実を結び、数々の試練を乗り越えたチャングムは、やがて、ひとかどの
人となるのです。ホッ!
『医食同源』—いいコトバだ。座右の銘にしちゃおっかな。
それなのに、ああ、それなのに…。
チャングム〜、なんでパチンコになっちゃった?
アタシゃ、白髪を黒髪に戻すという『シンソンゴボンジュ』が欲すぃ〜い。
(だから—、知りたい方は必見です♡ホホのホ。)

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